清楚系な容姿で優しい息子の嫁がマッチングサイトで浮気していることが発覚。こっそりみたメールがあまりにも女王様すぎて驚愕!|mazotown
「はじめまして、ゆりえと申します。今後ともよろしくお願いいたします」
息子の隣で柔らかな笑みを湛えながら初対面の挨拶をする彼女。
“清楚で可愛らしい娘だなぁ、こんな娘を連れてくるなんて息子もやるじゃないか”
というのが私の第一印象でした。
そんな彼女がまさか浮気をしているなんて…しかも彼女から発信されたとは思えない卑猥な言葉の羅列…
私は信じられませんでした。けれどこれこそが彼女の本性だったのです。
息子とゆりえさんが結婚したのは2年前。私の元へ挨拶にやってきた半年後の事でした。
結婚式では同僚や友人達に冷やかされる息子。
“可愛い奧さんだな”
“こんな綺麗な人、どこで出会ったんだよ”
“めちゃくちゃ羨ましいわ”
第三者でさえこう思うのですから、ゆりえさんは傍目から見てもなかなかの美人なのでしょう。息子の事ではありますが、なぜか私も誇らしくなりました。
ちなみに息子とゆりえさんは共通の趣味を通じて知り合ったそうです。
結婚後、二人は息子が住んでいたマンションで暮らしていたようですが、近所の方がこの先何かと安心出来るだろう、との事で私の住まいの近くに越してきてくれたのが半年前。
それからは週に2回はゆりえさんが夕食のおかずなどを持って来てくれるようになりました。
煮物、ハンバーグ、八宝菜、ポテトサラダ、煮魚…など、和洋中のバリエーションも豊富で何を食べても美味しい。本人は作りすぎたからと言いますが、きっと私の分まで余計に作ってくれているのでしょう。
15年前、他に男が出来たと息子を置いて去っていった元妻と離婚して以来ずっと独り身、息子が独立してからは独り住まいをしていた私にとってはとてもありがたい事でした。
こういった話を友人知人にすると、
“今時、舅の家にやってきて世話を焼いてくれる嫁さんなんてそうそういないよ”
と口を揃えて言います。このような反応を聞くたびに、ゆりえさんは本当に素敵な嫁さんなのだなと実感しました。
そんなある日。
いつものようにゆりえさんが夕食のおかずを持って来てくれました。そしていつものようにちょっとした会話を交わして帰っていきました。特に何の変わりもありません。
けれどそれから間もなくの事です。
聞き慣れない着信音が聞こえました。音の出所を探ってみると、ソファの上にスマホがあります。ゆりえさんのものでした。
さっきまでそこへゆりえさんが座っていたので当然と言えば当然でしょう。
気付いて戻ってくるだろうか、それとも届けた方がいいだろうか、入れ違いになっては困るししばらく待ってみて戻ってこなければ届けに行こう、などと思っていた時です。
また着信音が鳴りました。どうやらメールの着信のようです。
この時は決して故意に覗くつもりはなかったのですが、画面に表示された通知が見えてしまいました。
“ゆういち 「まだですか?」”
差出人らしい男性の名前と、何かを急かす内容のメッセージ。私の息子の名前は”ゆういち”ではありません。
これは一体誰だ…?という疑問と共に胸がざわつきます。
そうしているうちに立て続けにメールが届きます。
“お願いです…”
“もう我慢できません…”
“僕の淫乱チンポがお情けを欲しがってます…!”
全て“ゆういち”からのメッセージです。卑猥なキーワードに私は心臓がえぐられる思いがしました。そして血の気がさぁっと引くのを感じました。
何なんだ、これは。イタズラメールなのか?それとも…
私はスマホの中身を覗いてみたい衝動に駆られます。
きっとパスワードがかかっているだろう、とは思いつつもその衝動を抑える事はできませんでした。
駄目元でタッチするとスマホが開きました。なんと、パスワードはかかっていなかったのです。
メッセージの全貌が明らかになります。私は驚愕しました。
“今日は約束の日ですよね?”
“何の約束だっけ?”
“貞操帯を外してオナニーの許可をいただける約束です”
“ああ、そうだったわね。じゃあ外してもいいわよ”
“ありがとうございます!”
“外したらまずはチンポを10回しごいていいわよ「僕はチンポコオナニーが大好きな変態です」って言いながらね”
“わかりました!”
“10回しごきました”
“次はどうしたい?”
“射精したいです”
“どうしよーかな?”
“お願いします…”
“じゃあ、私が許してあげたくなるように懇願してみなよ”
“お願いです…もう一ヶ月も我慢しているのでそろそろ射精させてください…”
“は?それって懇願じゃなくて指図よね?変態マゾの分際で私に命令するの?”
“申し訳ありません…”
“お願いします、僕の淫乱チンポが早くイカせてほしくて先走りの涎を垂らして待ってます。どうか射精させていただけないでしょうか?”
“そうそう、それでいいの。あ、でも私、今から用事があるんだった。しばらくそのままでいるのよ”
“わかりました”
“あとどれくらいですか?”
“待ってます”
“まだですか?”
“お願いです…”
“もう我慢できません…”
“僕の淫乱チンポがお情けを欲しがってます…!”
これが“ゆういち”とのやりとりです。私は信じられませんでした。
私の知っているゆりえさんはこんな言葉使いをするような人ではないですし、そもそも息子以外の男とこんな卑猥なやりとりをするような人だとも思えません。
これは本当にゆりえさんのスマホなのだろうか?もしかしたら誰かが落としたものをここへ来る途中で拾って忘れていったのでは?
そんな考えさえ頭をよぎりましたが、このスマホはいつもゆりえさんが使っているものです。
ゆりえさんはこれまでも無防備に机の上へ置いたままにしている事がよくあったので、ケースの色やデザインなど見覚えがあります。
他人のスマホを長期間持っているなんてあり得ないので、これは間違いなくゆりえさんのものでしょう。
ゆりえさんにこんな裏の顔があったなんて…
まだ信じられない気持ちはありましたが、最初にメッセージを見た時よりは幾分か冷静になれました。
私は褒められた事ではないと思いつつも、ゆりえさんの本性を知りたくてついスマホの中をさらに漁ってみたのです。
その結果、複数の男と同じようなやりとりをしている事が分かりました。どうやら出会い系サイトで知り合った仲というのも見えてきました。
“チンポをおっ立てるしか能のないオス豚が”
“お前は本当にどうしようもないドスケベ野郎だね”
私は思いきって核心に触れました。
“離婚する”“どうか息子には内緒にしていて…”こういった反応が返ってくると予想していましたが、ゆりえさんからは思ってもない答えが返ってきたのです。
「あの人は知ってますよ?」
「えっ…?」
息子はゆりえさんが他の男といやらしいメールのやりとりをしている事を知っている…
息子が知っているという事は、ゆりえさんと他の男との関係を認めているという事であり、その理由は何なのか。
息子はゆりえさんの裏の顔を知った上で結婚したのか。
予想外の返答に新たな疑問が生まれます。そんな私の心中を察したかのように、ゆりえさんは口を開きました。
「だって、あの人は私が他の男を弄ぶ事で歓ぶ変態マゾなんですから」
「ちなみに私達が知り合ったのもこういうマッチングサイトなんですよ?」
理解しがたい話に私は絶句した。共通の趣味を通じて知り合ったと聞いていたけれどまさか出会い系サイトだったなんて…それも変態が集まるようなサイトだとは…
思いがけず息子の性癖を知ってしまった事もまたショックでした。
そんな私の心の内などお構いなしという感じでゆりえさんはさらに続けます。
「なんであの人、変態マゾになっちゃったか知ってます?お義父さんが昔見てた動画がきっかけなんですよ?」
「お義父さん、昔パソコンでエッチな動画よく見てたでしょう?お義父が仕事でいない時、あの人もこっそりそれを見てたんですって」
「その中に女王様がM男を躾けるSM動画があって、それがものすごく興奮して、それ以来変態マゾに目覚めちゃったらしいですよ?」
確かに私はパソコンでAVを見ていた事がある。ちょうど離婚した直後で寂しさや虚しさを紛らわせるために毎晩のように見ていたと記憶している。SMモノはその中の一つだろう。
まさか私がいない時に息子が見ていたなんて…しかもよりによってSMに興味を持ったなんて…
私のせいで息子が変態になったと言われたような気がして愕然としました。
「ところでお義父さん、やっと私のスマホ見てくれたんですね」
「へっ?」
「私、ずっとお義父さんの目の届く所にスマホ置いてたでしょう?なのに手にも取ってくれないから思い切って忘れたフリしてみたんですけど、最初からこうしておけば良かったですね」
私にスマホの中身を見せるためにわざと忘れて帰った…?何故?何のために?
私はゆりえさんの言っている事が理解出来ませんでした。
「なんでそんな事…」
「なんでって…」
ゆりえさんは今まで見た事のないような不敵な笑みを浮かべます。
「あの人と一緒にお義父さんとも楽しめたらなって」
「え…?」
「だって、あの人が変態マゾに目覚めたのはお義父さんが見ていた動画の影響でしょう?だからお義父さんも素質があるんじゃないかなって」
「そんなわけないだろ」
まさかゆりえさんの中でこんな計画があったなんて…しかも彼女は私まで変態の素質があると思っているなんて…
即答で否定したものの、ゆりえさんは無言で笑みを浮かべたまま。
まるで自分の心に素直になりなさいと揺さぶりをかけられているようでした。けれどこんな風に考える事自体、自分の中の変態を完全否定できていないようにも思いました。
どちらにしても私はゆりえさんの変わりっぷりに裏切られたような気持ちになりました。
息子の嫁というだけで私との間に色恋などありません。けれど彼女は確かに私に優しく接してくれました。甲斐甲斐しく世話を焼いてくれました。そんな彼女は嘘だったのだろうか…と思うと悲しくなります。
「君は今まで私を騙していたのか?」
「騙す?」
「君は今までこんな素振りを見せなかったじゃないか。今までの君は全部嘘だったのか?」
「まさか、今までの私も当然私ですよ?」
「じゃあなんで…」
「今まで尽してきた相手を虐げるのって下克上みたいで楽しいじゃないですか。それにギャップがあった方がドキドキするでしょう?」
理解しがたいゆりえさんの持論に私は言葉も出ません。けれど同時に一つの疑問が浮かびました。
息子の嫁が舅である私を虐げ弄ぶなんて馬鹿げた話は息子も賛同しているのだろうか。
「…息子は知ってるのか?」
「何をですか?」
「今君が話したような計画をだよ」
「知っていようがいまいが関係ないんです。私がしたいかどうかなんですよ」
優しい声色ではあるものの、有無を言わせないと言わんばかりの強い口調。
ああ、私の知っている清楚で優しいゆりえさんはもうここにはいないと悟るしかありませんでした。
「まあ、急にこんな話をされてもびっくりしますよね。私の話に応じるかどうか、今すぐ答えを出してください、なんて言わないですから――」
「ゆっくり考えてください」
ゆりえさんは私の耳元でそう囁くと、再び部屋を後にしました。
あまりの変貌ぶりに困惑するしかない私。答えはまだ出していないものの息子と一緒に虐げられる想像して妙な胸の昂ぶりを感じてしまう私がいるのです…。